気象病は予防できる時代に!
暦の上では2月4日が立春ということなのですが、まだまだ寒い日が続いていますねー
北海道の記録的な大雪のニュースが連日流れていますが、明日は関東でも積雪の予報とか…
今年は例年以上に天気予報から目が離せないのですが、今年もそろそろ始まるのが「花粉予報」
花粉症の方にとっては、寒さは終わってほしいけど、花粉の季節にはなってほしくない…という微妙な季節なのではないでしょうか?
日本の天気予報では、
春=花粉飛散予報・桜開花予報
梅雨=洗濯乾き予報
夏=熱中症注意予報・ビール指数予報
秋=紅葉予報
など、天気図や毎年のデータから、様々な予報が出されていますよね?
もちろん各国でこの天気予報のアイデアというのは違うようなのですが、何とドイツでは「気象病の病気予想図」というのが、長年テレビなどで流れているそうなのです
「気象病」というのは、何度かこのブログでも出てきましたが、気圧や湿度の変化で、頭痛が起こったり、古傷が痛んだり、膝や腰痛がひどくなったりする症状の事で、「天気病」などとも呼ばれたりするもの
大友はり柔道接骨院でも、気圧や湿度に関しては、患者さんに説明する機会も多いのですが、この「気象病の起こる可能性やどんな症状に注意が必要か」という予報が、今ではドイツだけでなく、ヨーロッパ各国やアメリカなどでも一般的に放送されているというのだから羨ましい限りです
この事は、1月21日のNHK「ためしてガッテン」という番組で「天気病」の特集の中でも取り上げられていたようなので、見られた方も多いのではないでしょうか?
http://www9.nhk.or.jp/gatten/archives/P20150121.html
NHKの番組HPの中にも、その日の放送内容がまとめられているのですが、他にも実によく説明されているので、「気象病」に悩まされている方は是非見てみてはいかがでしょう?
その中でも、特に注目して頂きたいのが、「気象病は予防が可能」だという事
それは、気圧病の起こる仕組みを理解すると分かりやすいので、まずはその説明から
気圧病の起こる仕組み
【基礎知識】
人間は、耳の中にあるリンパ液の傾きで、自分の体の傾きを理解して、バランスを取っています。
【気圧病の起こる流れ】
・1、低気圧が近付き始める
・2、耳の中にある気圧センサーが気圧変化に過敏に働く
・3、体が傾いていないのにリンパ液に流れが生じる
・4、目では何も傾いていないので、目からの情報と、リンパ液からの情報が食い違う
・5、脳が混乱し、ストレスが起こる
・6、このストレスが、持病や古傷がある場所の痛み神経につながっている交感神経を興奮させてしまう
・7、その結果、持病や古傷が痛み始める
この番組内の説明では、気圧に敏感な方というのは、通常の方の3倍程度、敏感に感じてしまうという事です。
気象病の予防・軽減方法
【乗り物の酔い止め薬を使用する】
この気象病の起こる仕組みは、乗り物酔いの起こる原因と似ています
その為、同じように内耳のリンパセンサーの混乱を抑える働きの「乗り物の酔い止め薬」を服用することで、事前に予防する事ができるんですね
○ポイントと注意点
・効果的な服用タイミングは、「予兆を感じた時」なので、痛みを感じ始めてからでは遅い。
・予兆を感じるタイミングは個人で異なるので、タイミングを理解する為に、天気と症状の日記を付けておく。
・他の薬を常用している方は、副作用がないかかかりつけ医師に相談する。
【ストレスを軽減する事で症状が改善】
人間の体には、脳には、側坐核(そくざかく)と呼ばれる痛みをおさえる働きをする場所があり、痛みを感じると「脳内麻薬」という、痛みをおさえる物質が分泌されます
ただし、ストレスを感じる事で、この「脳内麻薬」の分泌の働きが悪くなるため、ストレスをなくす事で、分泌の働きを良くし、痛みを抑える効果があると言われています
このNHKの番組内では、「天気予報を見て、この日には天気良くなるから症状も軽くなる、ということを考える」だけでも、ストレスが軽減されて、「脳内麻薬」の分泌が良くなると触れています
脳内麻薬をうまく分泌する方法に関しては、インターネットなどを調べると色々な方法が見つかると思いますので、色々と試してみてはいかがでしょう?
「気象病の病気予想図」、是非日本でも開始して欲しいですよねー
それにしても、この寒さ・・・いつ温かくなるんでしょうね
関節痛などには、気圧だけではなく、やっぱり寒さも大敵なので、この季節は古傷もちの方にはつらい季節
我慢できない痛みになってきたら、お早目に大友はり柔道接骨院までご相談ください
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