子どもの指しゃぶりや爪噛みがアレルギー予防に?
最近の台風続き・・・
昨日の台風16号でも、全国各地で大きな影響があったとの報道を見ました
被害に遭われた方々に、心よりお見舞い申し上げます。
台風や水害の後には、衛生管理にも注意するように子どもの頃からよく言われていましたが、大人になってから水害の報道を見る度に、あらためてその意味がよく理解できます
子どもの頃は、「そんなバイキン触った手でご飯食べたらお腹痛くなるでー!
最近では、キレイ好きな子どもが多くなっているにつれて、潔癖症の子どもも増えてきているのでしょうが、そんなお子さんを持つ親御さんにちょっと気になるニュースを見かけました
「アレルギー体質の人が増えてきているのは、体内の細菌数の減少と関係しているのでは?」というような報道や記事を見かけた事がある方も多いかと思いますが、その仮説を裏付けるような研究結果がアメリカの小児科専門誌に発表されたというニュース
ニュージーランド・オタゴ大学のロバート・ハンコック教授チームが、「指しゃぶり」と「爪噛み」のクセとアレルギー体質との関係を、1000人以上の子どもを対象に1970年代から40年近くに及ぶ追跡調査を実施
この調査から、13歳の時点でのアトピー性皮膚炎などのアレルギー発症率が、
・1、指しゃぶりや爪噛みの習慣が全くなかった子供の発症率は49%
・2、どちらかの習慣があった子供の発症率は38%
・3、指しゃぶりと爪噛みの両方の習慣があった子供は31%
と違いがあり、その傾向は32歳まで続く事が分かったという事
この結果より、アレルギーへの免疫機能は、子どもの頃に細菌や微生物を口にすることに影響される可能性が高いという事で、「指しゃぶり」や「爪噛み」という子どものクセを無理やり止めさせる必要はないのでは?という教授の意見のようです
「そんなバイキンを触った手」がこんな役に立っていたとは、子どもの頃は誰も夢にも思わなかったでしょうね~(笑)
ちなみに日本歯科学会では、2006年に「歯並びへの影響などを考え、指しゃぶりは、3歳くらいまでは特に禁止する必要はないですが、小学校入学前後まで続く場合は、専門家に相談しましょう。」というような見解を発表しているようです
それにしても、こんなニュースを見てしまったら、周りの大人たちも、少し教育の際の説明方法を変えていかないとダメかもしれませんね
大友はり柔道接骨院で施術している鍼灸や光線治療などもそうですが、人間の自然治癒の仕組みも、様々な専門家の研究によって、色々な事が分かってきています
これからも研究者の皆様の努力に期待しつつ、大友はり柔道接骨院も様々な方のお役に立てるよう頑張ります
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